AIマーケティング 業務自動化・効率化

Claude CodeでSNS運用を自動化した実録|Instagram5アカウント・日々の運用ほぼ0時間で月100万円超え

この記事の結論

  • Claude Codeで、Instagram5アカウントのSNS運用を「企画→制作→投稿→数値取得→分析→次の企画の修正」までAIに任せています。人間がやるのは、基本的に撮影と最後の確認だけです。
  • AI化する前は月に数十時間かかっていた運用が、日々の運用はほぼ0時間、撮影まで含めても月10時間以内になりました。外注費・人件費ベースで月10〜20万円ほど削減できています。
  • それでもInstagram経由で月20件以上の予約、月100万円以上の売上が立っています。
  • 一番ラクになったのは、投稿を作らなくてよくなったことではなく、人に確認・チェック・催促する仕事がほぼ消えたことです。
  • ただし全自動化で事故もしました(台帳と実測値が5〜34倍ズレていた/関係ないアカウントまで止まった/AIが存在しない口コミや間違った価格を書いた)。始めるなら「売れる導線→業務の書き出し→AIに1個ずつ渡す」の順がおすすめです。

この記事を書いた人:野口 龍聖(せいや)/株式会社ENHANCE IT 代表取締役。本記事の数字と失敗談は、すべて筆者が自分の事業のInstagram運用で実際に経験したものです。

結論から言います。

Instagram5アカウントを、日々の運用ほぼ0時間で回しています。AI化する前は、月に数十時間かかっていました。今は撮影まで含めても、月10時間以内。さらに外注費・人件費ベースで月10〜20万円ほど浮いています。

それでもInstagram経由で、月20件以上の予約、月100万円以上の売上が立っています。

しかも、AI化して一番ラクになったのは、投稿を作らなくてよくなったことではありません。

「これ確認した?」「今日の投稿できてる?」「修正いつ終わる?」――みたいな、人に確認・チェック・催促する仕事がほぼ消えたことです。

経営者なら分かると思います。外注費そのものより、「あれ、どうなってる?」と頭の片隅でずっと考え続ける方が地味にしんどい。そこまで含めてAIに仕事を渡しました。

ちなみに、「ChatGPTにキャプションを書かせています」みたいな話ではありません。僕がClaude Codeにやらせているのは、

企画を考える → 投稿を作る → 投稿する → 数字を取る → 分析する → 次の企画を修正する

ところまで。人間がやるのは、基本的に撮影と最後の確認だけです。初期設定には1日くらい使いました。でも、その後の日々の運用はほぼ放置です。

で。ここまで自動化する途中で、普通に事故りました。人間が手入力していたデータが、実測値と5〜34倍ズレていたこともあります。5アカウントを短期間で自動化して、関係ないアカウントまで止まったこともあります。AIが存在しない口コミや、間違った価格を書いたこともあります。

なので今回は、「AIで投稿を量産しましょう」みたいな綺麗な話ではなく、実際に月100万円以上の売上が立っているSNS運用を、失敗も含めて全部書きます。SNSをAIで仕組み化したい経営者・事業者の方は、ブックマークしておいてください。

AI化の前後で何が変わったか(数字のまとめ)

項目AI化する前AI化した後
5アカウントの運用時間月に数十時間日々の運用はほぼ0時間(撮影込みでも月10時間以内)
外注費・人件費かかっていた月10〜20万円ほど削減
確認・チェック・催促人間が毎日やっていたほぼ消えた
人間の担当企画・制作・投稿・集計・分析・確認撮影と最後の確認
Instagram経由の成果―月20件以上の予約・月100万円以上の売上

※筆者自身の事業での実績です。同じ成果を保証するものではありません。初期設定には1日ほどかかりました。

1. 作ったのは「AI投稿ツール」ではなく、AIのSNS運用会社

撮影だけ人間、企画・台本・編集・投稿・分析をAIが回すSNS運用の全体図

僕の中では、「AIで投稿を作っている」という感覚はあまりありません。それより、「SNS運用部門をAIで作った」という方が近いです。

会社で考えると分かりやすいです。企画担当がいる。制作担当がいる。投稿担当がいる。分析担当がいる。チェック担当がいる。普通なら、それぞれ人間が仕事をします。僕はこれをClaude Code側に分けて持たせています。

例えば「今週の投稿を考える」という仕事が来たら、企画を担当するAIへ。投稿を作る段階になったら制作側へ。投稿後は分析側へ。そんな感じで、業務ごとにAIへ仕事を振ります。そのルールを書いているのがCLAUDE.mdやスキル定義です。

CLAUDE.mdとスキル定義で企画・制作・投稿・分析・チェックの各AIに業務を振り分ける構成

これが、僕の中では一番重要です。AIに毎回「いい感じにInstagram伸ばして」とお願いするわけじゃありません。

  • 誰向けなのか
  • 何を書いていいのか
  • 何を書いてはいけないのか
  • どういうデザインにするのか
  • どの数字を見て改善するのか

そこまで業務マニュアルとして持たせます。つまり、優秀なAIを使うことより、AIが迷わず仕事できる会社を作ることの方が大事。これが今の結論です。

2. 投稿を自動化する前に「どうやって売れるか」を作る

AIの話をすると、どうしても「投稿を何本作れる?」「1日何投稿できる?」みたいな話になります。でも僕は、そこから考えません。

先に作るのは、Instagramを見た人が、どうやって売上になるのかです。僕の場合はシンプルです。

Instagram → サイト → 予約 → 売上

ここを先に作っています。現在はInstagram経由で月20件以上の予約が入り、そこから月100万円以上の売上につながっています。

Instagram→サイト→予約→売上の導線(Instagram経由で月20件以上の予約・月100万円以上の売上)

ここがない状態で、投稿だけ1日10本自動生成できても意味がありません。100万再生した。1万フォロワー増えた。でも予約0。だったら経営者からしたら、「で、売上は?」になります。

なのでAI化する前に、投稿を見た人がどこに行って、どこで予約して、どう売上になるのかを先に作る。AIはその導線に人を流し続ける役です。

(Instagramから問い合わせ・来店につなげる導線づくりの基本はInstagram集客の始め方で整理しています)

3. AIの「勘」ではなく、実測データから次の投稿を決める

ここから少し裏側の話です。僕は過去投稿の数字をAPIから取得して、AI側に渡しています。何を見るかはアカウントによりますが、いいね数だけではなく、

  • 保存されたか
  • シェアされたか
  • サイトへ飛んだか

を見る。その実測データから「じゃあ次に何を投稿する?」をAIに考えさせます。

これをやるようになった理由が、かなり酷い失敗でした。以前、人間が手入力していた管理台帳がありました。

手入力の管理台帳とAPI実測値が5〜34倍ズレていた問題と、APIから直接取得する仕組み

僕たちはその数字を見て、「これが勝ち投稿だな」「この企画を増やそう」と考えていました。ところが、APIから実際の数字を取得して照合すると、台帳と実測値が5〜34倍ズレていた。

いや、そりゃ勝ちパターンも間違えます。間違った地図を見ながら、「この道が最短です」と会議していたようなものです。

なので今は、人間が記録した数字を前提にするのをやめました。数字はAI側が直接取りに行く。毎朝スタッフが管理画面を開いて、数字を見て、スプレッドシートへ転記する――それも必要ありません。ここも、人間から仕事を1つ消せた部分です。

4. 生成AI画像は、あえてほとんど使わない

ここまでAIで回していると、「画像も全部AI生成ですよね?」と思われます。でも、僕はむしろ逆です。

投稿の表側では、実写をかなり大事にしています。人間が撮影した本物の写真や動画を素材にして、必要な文字入れなどをHTML/CSSで処理します。

実写素材をAIが企画・文字入れしてカルーセル投稿に仕上げる流れ

理由はシンプル。目的は、AIっぽい綺麗な投稿を作ることではなく、予約してもらうことだからです。実際の商品。実際の場所。実際のサービス。こういうものを売るなら、本物を見せた方がいいケースは多い。

AIは裏側で仕事すればいい。企画を考える。文字を入れる。投稿する。数字を見る。分析する。表では本物を見せて、裏側だけAI化する。僕は今、この使い分けがかなり好きです。

5. 投稿ボタンを押す仕事まで消した

投稿が完成しても、毎日スタッフがInstagramを開いて、画像を選んで、文章をコピペして、時間になったら投稿――をやっていたら、まだ人間の仕事が残ります。

なので投稿まで自動化しています。決まった時間に処理を実行。投稿が完了すれば通知。何か止まれば、それも分かるようにする。

予約投稿から自動投稿・完了通知までの流れ

つまり、「今日のInstagram投稿した?」と僕がスタッフに聞く必要がない。これ、地味なんですがめちゃくちゃ大きいです。

AI化前は5アカウントの運用で、月に数十時間を使っていました。外注・人件費もかかる。さらに、確認する、チェックする、修正を依頼する、催促する、という見えない管理コストもある。

AI化した後は、日々の運用はほぼ0時間。撮影まで入れても月10時間以内。金額ベースでも、月10〜20万円ほど削減できています。

でも個人的には、その金額以上に、「あれどうなってる?」と考える時間が消えたことの方がデカいです。

6. 投稿したら、AIが勝手に反省会する

自動投稿だけなら、ただの予約投稿ツールと大差ありません。重要なのは投稿した後です。

投稿結果を取得する。何が保存されたのか。何がシェアされたのか。何がサイトクリックにつながったのか。そこから、

実測 → 仮説 → 次の投稿 → また実測

を回します。

実測データ→仮説→次の投稿→また実測のAI改善ループ

だから、「AIが投稿をたくさん作ってくれる」ではないんです。僕が欲しかったのは、AIが勝手に反省会して、次を直す状態。

ここまでいくと、SNS担当者の仕事そのものがかなり減ります。人間が毎週ミーティングして、「先週何がよかった?」「次何出す?」「この投稿もう1回やる?」と話し合っていた部分も、一部AIに渡せます。

7. 全自動にしたら、普通に事故った

ここまで読むと、「じゃあ最初から全部自動化すればいいじゃん」と思うかもしれません。僕はおすすめしません。なぜなら、実際にやって事故ったからです。

事故1:5アカウントを一気につないだら、投稿していないアカウントまで止まった

まず、5アカウントを2日ほどで同じMetaアプリへつなぎました。すると、投稿していないアカウントまで止まるということがありました。

なので今は、一気にやりません。1つつなぐ。様子を見る。問題がなければ次。自動化って、一気にやった方がカッコいいけど、少しずつやった方が安全です。

あと、BAN後などの新しいアカウントも、最初から自動化しません。最初の2〜4週間は手動寄り。様子を見てから徐々に移します。

事故2:AIが存在しない口コミや間違った価格を書いた

そして、もう1つ。AIは普通に嘘をつきます。投稿文章に、存在しない口コミ、間違った価格、事実と違う説明が混ざったことがあります。これをそのまま投稿したら普通に信用問題です。

なので今は、

AIが作る → 事実確認のガードを通す → 最後に人間が見る

という形にしています。つまり、人間を完全にゼロにしたわけではありません。人間がやる必要のない仕事を極限まで減らして、人間にしか任せたくない仕事だけ残したという方が正確です。

8. 経営者が始めるなら、この3つだけ

僕なら、いきなり「AIで完全自動SNS」を作りません。順番はシンプルです。

  1. まず売れる導線を作る。SNSからどこへ飛ばして、何を予約してもらうのか。ここがないと自動化しても売れません。
  2. 今、人間がやっている仕事を全部書き出す。ネタ出し、投稿制作、投稿、数字集計、分析、確認、催促。一度全部並べます。
  3. AIに1個ずつ仕事を渡す。最初は投稿作成だけ。次に投稿。次に数値取得。最後に改善。いきなり全部つながない。

これが一番安全だと思います。

(SNS運用のAI自動化を一般論として整理した記事はSNS運用をAIで自動化する方法、運用代行としてAIを使う場合はAI SNS運用代行とは?、Claude CodeでWeb記事を自動化する方法はClaude CodeでWordPress記事を自動生成する方法をご覧ください)

よくある質問

Claude CodeでSNS運用はどこまで自動化できますか?

筆者の運用では、企画を考える、投稿を作る、投稿する、数字を取る、分析する、次の企画を修正する、までをClaude Codeに任せています。人間がやるのは、基本的に撮影と最後の確認だけです。

導入にはどれくらい時間がかかりましたか?

初期設定には1日くらい使いました。その後の日々の運用はほぼ放置です。ただし、アカウントの接続は一気にやらず、1つつないで様子を見てから次へ進めています。

投稿画像もAIで生成していますか?

生成AI画像はあえてほとんど使っていません。人間が撮影した本物の写真や動画を素材にして、必要な文字入れなどをHTML/CSSで処理しています。目的は予約してもらうことなので、実際の商品・場所・サービスを見せる方がいいケースが多いためです。

最初から全部を自動化してもいいですか?

おすすめしません。筆者は5アカウントを2日ほどで同じMetaアプリへつないだ結果、投稿していないアカウントまで止まりました。1つずつつなぐこと、BAN後などの新しいアカウントは最初の2〜4週間は手動寄りにすることを推奨します。

AIが間違った内容を投稿してしまうことはありませんか?

あります。筆者の運用でも、存在しない口コミや間違った価格、事実と違う説明が混ざったことがありました。現在は「AIが作る→事実確認のガードを通す→最後に人間が見る」という流れにしています。

Claude Codeを入れれば、誰でもSNSで売上が上がりますか?

そういう話ではありません。商品も、集客導線も、素材も、運用設計も必要です。変えられるのは「SNSから売上を作るために、人間が毎日SNS運用し続けないといけない」という状態の方です。

まとめ:AIの目的は「投稿をラクに作る」ではない

今は「ChatGPTでInstagram投稿を作ろう」みたいな話が山ほどあります。もちろん便利です。でも経営者目線だと、もっと先があります。

ネタを考える。投稿を作る。チェックする。投稿する。数字をまとめる。改善する。外注先に確認する。遅れていたら催促する。――この業務、本当にずっと人間がやる必要ある?という話です。

僕の場合、AI化前は月数十時間かかっていた5アカウント運用が、今は日々の運用ほぼ0時間。撮影込みでも月10時間以内。月10〜20万円ほどコストも減りました。さらに、Instagram経由で月20件以上の予約、そして月100万円以上の売上を作れています。

もちろん、Claude Codeを入れれば誰でも月100万円売れる、という話ではありません。そこは完全に別です。商品も必要。集客導線も必要。素材も必要。運用設計も必要。

ただ、SNSから売上を作るために、人間が毎日SNS運用し続けないといけないという状態は変えられます。

僕が作ったのは、投稿生成ツールではありません。5アカウントを動かし続ける「AIのSNS運用会社」です。

AIでSNS運用を仕組み化して、人を増やさず集客したい経営者・事業者の方は、下記から料金・支援内容をご確認のうえ、お気軽にご相談ください。自社の場合はどこから自動化すべきか、今の運用のどの仕事をAIに渡せるかを一緒に整理します。

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